もう 2025 年の半年が経とうとしているのに、今年に入って初めての記事を書く。
この記事では先週末に行った小さな(私にとっては大きな)イベントについて AI アシスタントの協力無しで書いていこうと思う。
背景
フランスではLa Fête del a Musiqueといって、プロやアマチュア問わず街中で音楽を演奏することが認められる日が毎年夏至の日にあって、毎年この日パリでは朝まで街中で音楽が流れてお祭り騒ぎになる。
自分も音楽を流すのが好きな為、こっちに来てから毎年出演側として何かしたいと考えていた。
実は去年、セーヌ川の畔で小さいスピーカーを持っていって 1 時間半ほどプレイした。
しかし、人が全く集まらず、小さいスピーカーでただ何かを流している人に留まった。
この経験を活かして、今年はもう少し大きく打ち出そうというモチベーションがあり、自分のパートナーもこれを後押ししてくれたので企画を始めた。
準備 〜会場〜
この祭の日にはよくバーやレストランの一角で演奏する人がいる。室内だと聞く人が長居できるので今年は私も会場が必要だと考えた。
早速パリで自分が所属しているコミュニティにレストランやどこかのスペースの一角を貸してくれないか呼びかけた。また、自分がマークしていたコーヒー屋さんに直接打診をしたりした。
両方とも手応えはなく、最後の手段として知り合いのレストランのオーナーに相談したところ、快諾していただいた。
やはりどこの馬の骨かも分からない、いわゆる“cold call”は厳しい。逆に日々お付き合いさせていただいている方たちとの繋がりの重要さをこの時に感じた。
準備 〜機器〜
大きなスピーカーを用意する必要があった。
パリでは屋外用のスピーカーの短期貸出を行っているベンダーがいくつかあるが、場所が決定して探し始めたのが当日の 1 週間半前であったため、既にほとんどの場所で予約が一杯だった。
幸いにも一つ空きを見つけたので、Soundboks 3 を一つ借りた。次があるとしたら、遅くても 1 ヶ月前には予約したいところだ。
あとは私以外にもう一人一緒に DJ をする人がいて、私のコントローラーとスピーカー以外にその方に持ってきてもらう機械にも音を繋ぐ必要があったため、音響ケーブルの配線の管理が必要だった。
これには Figma でシンプルな配線図を作ったところ、もう一人の方とのコミュニケーションがスムーズにいった。
ミキサーがステレオ出力でXLRが二本必要なのを見落としていた
準備 〜集客〜
しっかりイベントっぽくするためにフライヤーを作りたかった。
どうせなら現地のパリにいる人にお願いしたいと思い、私が通っている語学学校にいる友達のデザイナーにデザインを依頼させていただいた。
出来たフライヤーは印刷屋さんでお手元サイズを一つと壁掛け用ポスターのサイズを何枚か印刷して、お店に置かせていただいた。
こんな可愛いのが出来た。箸でつまむアイディが良い。
あとは La Fête de la Musique の公式サイトにイベントを追加した。
どのくらいの人が果たして見たのかは分からないが、誰でも追加できるのでやって損はない気がした。
他には Dure Vie という音楽イベントを扱うサイトに掲載した。
アプリには何故か最終的に反映されなかったが、現地の人がこのサイトを見ると聞いていたのでとりあえず追加してみた。
当日
お友達や同僚、通りすがりの人など予想よりも多く、色んな人が聞きに来てくれた。
反応に関しては、場所が日本人街とも言われる地区にある日本食レストランであることもあり、JPOP をセットに混ぜるようにした結果受けが良かった気がした。
私個人としては非常に楽しくて、とてもいい時間だった。何よりも場所を提供してくれたオーナーの方に「来年も良ければ」と言っていただいたので大成功であると思っている。また次もやれたらいいな。